VBAの基礎①-ExcelVBA

投稿者: | 2018年9月12日

VBAの基本構文

VBAの構文は大きく分けると次の3つになる。

  1. オブジェクト式
  2. ステートメント
  3. 関数

このうち、オブジェクト式は、次の2つに分類される。

  • 対象.様子 = 値
  • 対象.命令.オプション = 値

■用語説明

オブジェクト:マクロの操作される対象のこと。

プロパティ:操作対象が持つ様子や状態のこと。

メソッド:操作対象に何らかのアクションを起こすような命令のこと。

引数:メソッドに指定するオプションのこと。

ステートメント:条件分岐や繰り返しなど、マクロの動作を制御する命令のこと。

関数:引数に与えたデータによって、決まった結果を返す命令のこと。

変数

変数は値を入れる箱のような仕組みである。
変数を使用するときは、使う前に変数を宣言する。

■変数宣言の書式

  1. Dim 【変数名】 As 【変数の型】
  2. Private 【変数名】 As 【変数の型】
  3. Public 【変数名】 As 【変数の型】

Dimを使って宣言した変数は、宣言したプロシージャ内でしか使用できない。
Privateを使って宣言した変数は、宣言したモジュール内のすべてのプロシージャで使用できる。
Publicを使って宣言した変数は、すべてのモジュールで使用できる。

セルの操作

セルの操作はRangeまたはCellsを使う。
Rangeは、セルのアドレスを文字列で指定する。

Range(“A1”) → セルA1
Range(“A1:B3”) → セル範囲A1:B3

Cellsは、セルの行位置と列位置を数値で指定する。

Cells(2,3) → セルC2

セルに入力されている値を表すのがValueプロパティである。
セルに値を入力したり、セルに入力された値を取得するにはValueプロパティを使う。

Range(“A1”).Value = 100

Valueプロパティは省略できる。

Cells(1,2) = “VBA”

セルをコピーするときはRangeオブジェクトのCopyメソッドを使う。

【コピー元】.Copy Destination := 【コピー先】

Range(“A1”).Copy Destination := Range(“B3”)

「Destination :=」は省略できる。

Range(“A1”).Copy Range(“B3”)

 

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